リッチコンテンツの甘ーい罠?
本当に必要か? 便利な機能は諸刃の剣
光通信などブロードバンドの普及によるインターネット・インフラの充実は目覚しい。 これによって、Flashなどの重量級コンテンツも昔に比べて、使い易くなってきた。 でも、必要なものを必要な場所に使うことが大切だってことを忘れちゃいけません。
リッチ・コンテンツ
リッチコンテンツは、音楽や画像などデータ量の大きいコンテンツデータのこと。
ユーザーの使用しているブラウザの機能に依存するコンテンツ全般だと思ってもらってもいいでしょう。
最近ではAjaxなどもこの類だと言ええるでしょう。
(Ajaxの技術は、jQueryの台頭で近頃メキメキ扱われるようになったWeb技術のトレンドのひとつ。 )
しかし、このリッチコンテンツがなかなかの曲者。
一見、便利でも肝心なのは必要かどうか
Ajaxの技術って素晴らしい。
今までFlashでやってきたような、厄介なインターフェースをJavaスクリプトとHTML+CSSで再現できるから、jQueryのサンプルを見ているとアレもコレも使いたくなっちゃう。
でも、本当に必要があって使うのなら良いが、見た目の面白さやギミックの新しさだけで導入するのはオススメできません。
操作方法はリテラシーに依存する
FlashやAjaxライブラリのインターフェースの中にはタブ機能、スクロール機能、クリックできるボタンの形状など通常のHTMLだけで書かれているホームページのインターフェースとは異なる部分があったりします。
ある程度、インターネットを活用されているユーザーの方であれば、インターフェースの操作の問題はないでしょうが、PCに不慣れなユーザーや、体の不自由なユーザーの目線に立ってみるとどうでしょうか?
これはアクセシビリティーの問題にも重なってきます。
PC以外からもサイトは見られてる
PC以外のユーザーもサイトを見ている可能性があります。 Ipodや、携帯電話、モバイルゲーム機などの端末からインターネットにアクセスしている場合もあります。 それらのブラウザ全てがJavaスクリプトやFlashに対応しているということ事はありません。
使いたいから使うではなく、必要だから使う
あなたのサイトを見ているユーザーの環境を想像しましょう。
Webページ上でコンテンツの表現にどうしても必要ならば、これらの技術を使うことはやぶさかではありません。
しかし、面白半分に無闇矢鱈に使うことは得策とは言えません。