タスク・テストのススメ
タスク・テストをしてみよう
ホームページの使い勝手。
この使い勝手のことを業界ではユーザービリティなんていいますが、これの重要度はホームページのデザインほど語られることはない気がします。
でも大事なことなんです。
本当にあなたのサイトが使いやすいのかを調べてみましょう。
まず情報の選別をしてみましょう。
一般に広く知らせたい情報
- 会社の名前
- 会社の住所
- 会社の電話番号
最低限知ってほしい情報
- お問い合わせページの場所
- 事業の内容
知ってもらえたらうれしい情報
- 過去の受賞暦
ひとりでも多くの人に知らせなければならない情報
- キャンペーンの名前
- キャンペーンの開始日時
- キャンペーンの終了日時
- 新商品の情報
- お休みのお知らせ
これはビジネスの種類などによっても異なるのでしょうが、こんな感じで色々と分類ができると思います。
これらの情報を受験者に探し出してもらいます。
このときテストをしてもらう受験者はターゲットユーザーの条件に近いほうがいいです。
Webサイトを見てもらいたいユーザーの年齢や性別などを合わせておきましょう。
また、受験者はWebサイトの構造を知らないほうがより『サイトに初めて訪れたユーザー』の情報に近くなります。スタッフ以外の方にお願いしたいですね。
時間を計測
まず目的のコンテンツに到達にかかった時間を計測してみましょう。
コンテンツの構造が複雑すぎれば目的のページにたどり着くまでの時間はかなりかかってしまいます。
見てもらいたいページにすぐにたどり着けないようでしたらそのサイトに問題があるのかもしれません。
たどり着くために使った方法
重要なのは時間だけではありません。そのコンテンツ、Webページを探し出した方法も大切です。
Webリテラシーの高い人ならサイト内検索を使うこともありますし、サイトマップページから希望のWebページを見つけ出すユーザーもいるでしょう。
どのようなルートでそのページにたどり着いたのかも重要なデータとなります。
ユーザーの動きはアクセス解析でもわからないこともないですが、受験者が他にどのようなタスクを検討したかなど参考になる意見も収集できると思います。
見てほしいのに見つかりにくいコンテンツ
見てほしいコンテンツを受験者が見つけることができないのでしたらそのサイトは致命的です。
どうしたらそのページを探し出してもらえるか、サイトの改修を検討しましょう。
ライバルのサイトと比較検討
もしライバルのWebサイトがあるのでしたら、そちらでも同じようなテストを行ってみてください。
比較することで自分のWebサイトとの差を見つけることができます。
スマホでのチェックも忘れずに
もちろんスマホも重要です。
たとえレスポンシブWebデザインでも、スマホとPCのレイアウトが変わる以上、チェックが必要です。
※現在では、むしろ多くのサイトでスマホのほうが重要と言えるでしょう。
意外と簡単にできるタスク・テスト
Webサイトを評価するテストにはA/Bテストというものがありますが、きっちりとしたデータをとるのは結構面倒くさかったりします。
ホームページの改善やリニューアルをなんとなくやってませんか。
たまにはWebサイトのタスク・テストをしてみませんか?
では。