本当にWebページの表示は速くなくてはいけないのか?
Webページの表示速度がSEOに影響を及ぼすことはご存知だと思います。
(これはGoogleが発表しています)
表示速度についてはGoogleがPageSpeed Insightsというコンテンツを用意していてWebページの表示速度を数値化して成績をつけてくれます。
多くのWeb担当者さんはこれではじき出されるスコアに一喜一憂しているわけです。
PageSpeed Insights / Google
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja
ポイントは3段階で評価されていて。。。。
0–49 | [Bad] 表示速度が遅い! |
---|---|
50–89 | [Good] まぁ、普通じゃん |
90–100 | [Excellent] 韋駄天サイト!素晴らしい! |
こんな感じです。
やっぱりWebページの表示速度が速いっていうのはすごくホームページにとって良いことなんですが、最近のWebページにはJavaScriptを使ったアニメーション効果、動画コンテンツ、高画質ディスプレイへの対応、APIの導入、などなど、色んな要素が入ってきていてページの表示速度を速くするのが難しくなっているのも事実。
じゃあ、大手、IT系テクノロジー企業のサイトはどうなのさ!って思ったので調べてみました。
7社のWebサイトの表示速度をしらべてみました
2020年12月の調査です。リニューアルや更新でスコアは変わるかもしれません。
では、見ていきましょう。
Appleのホームページって企業イメージに反して最先端って感じでもなくてJavaScriptとかCSS3とかを使った凝った演出も最小限に留められていて、トラブルも少なそうでベーシックに忠実なサイトの印象がありますが、スコアは思ったよりよくないですね。
日本マイクロソフトのホームページ。Apple同様そんなに凝った感じはなくて普通のコーポレートサイトって感じです。マットなアイコン達がちょっと今っぽさを感じさせますが。スコアのほうはAppleよりもちょっといいかな?OSの雄、2大ブランドはExcellentの評価を得られず。
次は国内検索大手のYahoo! JAPAN。
パソコンのほうはぐーっとポイントを上げてきましたが、モバイルのほうはイマイチ。と思ってみてみたらニュースのアーカイブが無限にスクロールされるような作りになってました。どんなソースコードになってるかはわかりませんが、これは重くなるかもしれません。
Yahoo! JAPANを見たならこちらも。
モバイルで高得点をあげるのは至難の業なのでしょうか。ケータイ大手でもこの有様です。この採点方法が厳しすぎるのか?それともWebデザイナーがあきらめてるのか?
Amazon、がんばってる!なんていってもモバイルのスコアは41点なのでまだまだ評価は[Bad]なのですが、ここまでの得点を見てみるとなんか優秀に思えてしまいます。Amazonのサイトをモバイルブラウザで見ることはあんまりありませんが、(だいたいがアプリですよね)よく売れるサイトのアクセシビリティへの配慮、頭が下がります。だって結構多機能なトップページですよ。これは。
お次はNTTデータです。7点!モバイルの点数悪すぎ。どうしちゃったんでしょう。
まぁ、Webサイトを見てみるとモバイルからのアクセスはあんまり考えてないコンテンツなのかなって感じがするのでターゲットのデバイスを絞り込んでしまえばコレもアリなのか?とか。
やっとモバイルもパソコンも[Good]をたたき出しました。おめでとうございます。
そんでサイトのほうもかっこいい動きがあってすごいなぁと思いました。
流石。
あんまり点数はよくなかった
90点[Excellent]以上をあげているWebサイトは一つもありませんでした。
Webサイトの表示は速いに越したことはないけど、大手のサイトは割りと無頓着ってことがわかりました。
検索エンジンからの流入をそれほど期待していないってのが大きいのかもしれませんが。
よく考えたら豪華な演出をサイトに施して尚且つ高速で表示させるって矛盾しているといえば矛盾しています。
ポイントに一喜一憂する気持ちもわかりますが、できる事からコツコツが大事だと思います。
西川きよしかっ!笑
では。