なぜ自分はマジョリティー側だと思ってしまうのか
自分は多数派?
兎角、ヒトは自分が多数派に属していると思い込んでしまいがちだということを感じました。。。というお話です。
先日の打ち合わせの際に資料をみながらSNSの世代別シェアの話をしていると、その担当者は『私はLINEは使うけど企業の公式アカウントって見ないなぁ。だからLINEって効果ないんじゃないのかなぁ?』と仰っていました。
自分の日ごろの行動
自分の日ごろの行動が習慣になると、他の誰かも同じように考えて行動していると思い込んでしまうことってとても多いです。
多くの人は、比較的自分と共通点の多い人たちと強いコミュニティーを持つことが多くなるものなので、こういった考えに陥りやすくなるようです。
学校や、職場、趣味のサークルなど。
でももうちょっと考えて見ましょう。
まずは。。。。
- 年齢
- 性別
ここ。
集団をカテゴライズするとなると年齢と性別はもっともわかりやすく、そして重要ですね。
年齢と性別によるシェアをネットのサービスに当てはめてみると、
Instagramは比較的、若い層に人気のSNSです。以前は女性の利用者が多かったですが最近は男女問わず使用するようになってきました。
LINEのシェアはもっと若くなります。
Facebookになると利用者の層は高年齢化していきます。
※LINEのトーク機能(メッセージのやりとり)は幅広い年齢の方に普及してきていますが、タイムラインに投稿したりするのは限られた人だけです。
次に、
- 職業
- 収入
職業も大きなカテゴリーです。自由にできる時間も大きく変わりますよね。学生・生徒であれば比較的自由になる時間はとれるケースも多くなると思います。
ただ受験生なんかは自由にできる時間は減りますね。
インターネットに触れる時間、またその時間帯なんていうのも考える必要があります。
こんな風にいろんな条件を見積もることができると思います。
その他にも住んでいる地域、宗教、身体的特徴、家族構成。。。枚挙に暇はありません。
自分の行動ではなくてターゲットの行動
結局のところ、ネットには『世間』という言葉は存在しません。
インターネットの普及した社会は『多様』そのものです。
色んな人が色々な使い方をしているのがインターネット
特定の条件をもったグループにおいて多数派を定義することは可能ですが、なんとなく『みんなそうんじゃないの?』というものは、そう思っているその人の限定的な条件においての多数派ということです。
自分を物差しにしない、物差しはサーゲットユーザー
- 自分の普段の行動
- 自分が普段考えていること
これじゃなくて
- ターゲットの普段の行動
- ターゲットが普段考えていること
ここを見積もりにしないといけません。
あなたのWebサイトを見ているのは誰ですか?
これが大事です。