ヤコブ・ニールセン氏ユーザービリティ10原則
ヤコブ・ニールセン氏いまでも通用した件
ヤコブ・ニールセン氏はデンマーク出身のアメリカの工学博士。主にウェブサイトのユーザービリティ(使いやすさ)研究の第一人者です。私がWebサイトの制作を始めたころよく・ニールセン氏の意見を参考にしていたのです。
なかでもヤコブ・ニールセン氏ユーザービリティ10原則が今でも遜色なく通用するので改めて記載したいと思います。
私個人の見解と説明も書いておきます。
ちなみにユーザービリティをウィキペディアで調べると次のように出てきます。
ユーザービリティ(英語: usability)あるいは日本語で使用性(しようせい)とは、使いやすさとか使い勝手といった意味合いで使われることが多い。しかし、その語義は多様であり、関連学会においても合意された定義はまだ確立されていない。
ユーザービリティhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3
まぁ、ホームページの使いやすさとざっくり考えておいていただいて問題ないと思います。
ヤコブ・ニールセン氏のユーザービリティ10原則
その1:システムの状態を可視化する
ローディング時間の長いページにはどこまでダウンロードが完了しているかわかるインジケータのような仕組みをつけましょう。
プリローダーが表示されるだけでもユーザーのストレスは解消されます。
また複数ページにわたるアンケートなどのフォームを持つページには残り何問で入力が完了するのかわかるようにするのも大事です。
その2:実世界とシステムをマッチングさせる
例えば言葉。一般の人(ターゲットユーザー)が日ごろ使わないような言葉を使わないことが重要です。あなたが常識だと思っている言葉が実は限定的な地域でしか使われていないような独特な言葉であることもあるのです。
その3:ユーザーに制御の主導権と自由を与える
入力フォームで失敗してしまった場合、その失敗をやり直したりリセットできる機能が必要です。
またユーザーが間違えてページを遷移した場合にそこから元のページに戻れたり、希望するページに移動することが出来るようなナビゲーションがあるといいでしょう。
その4:一貫性と標準性を保持する
リンクボタンやインプット要素のデザインや、Hover時クリック時の効果はサイト内では統一したほうがいいでしょう。
その5.エラー防止
ユーザーにあらかじめエラーを起こさせないような配慮が必要です。
例えば入力方法に制限がある場合は『半角英数字でご入力ください』のようなメッセージを前もって表示させることが必要です。
その6:覚えなくても理解できるデザインにする
どのページからこのページにたどり着いたのか。ユーザーが覚えていることはないと考えましょう。今どこにいて、これからどこを目指すのか。ユーザーを迷子にしてはいけません。
その7:柔軟性と効率性をもたせる
初心者がターゲットユーザーにいるのなら『クイックスタート』などのガイドがあると便利です。何度もサイト訪れている熟練したリピーターに対してわかりやすいメニューを設けることも検討しましょう。
その8:最小限で無駄のないデザインにする
デザインはシンプルにできるのであればそれに越したことはありません。
コンテンツが豊富なことは悪いことではありませんが、それによって使いにくいサイトになっているのならサテライトサイトに分割するなど柔軟な判断も必要です。
その9:ユーザー自身で認識、診断、回復ができるようにする
エラーが発生した場合は原因や対処を表示しましょう。
404エラーページは必ず設けましょう。
サイト内検索時に該当ページが見つからなかったときにガイドなどがついていると再検索がしやすくなります。
その10:ヘルプとマニュアルを用意する
サイトが複雑な場合はこのWebサイトの使い方や目的がすぐにわかるようにしましょう。
ストレスのないホームページ
どうでしょう?
全然、今でも通用することばかりです。
で。
ストレスのないホームページ
結局何がいいたいのかと言うと、こういうことなんだと思います。
『ユーザーが快適に必要な情報を手に入れられる』
これが一番重要なんだと思います。
ストレスのないホームページを作りましょう。
では。