山梨県でホームページの制作をしています。コンテンツを重要視した使いやすいWebサイトを提供します。
2009-10-08

Webデザインで使ってはいけない言葉?

この記事は2009年10月に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

企業向けWebデザインの際にWebデザイナーに言ってはいけない言葉

何のこっちゃ?
そうですね、何のこっちゃなのです。

企業がホームページを持つとき、やっぱりデザインは大事。
企業のイメージを左右するものですから。

そんな企業のWebサイトをデザインするときに気をつけなくてはいけない言葉についてエントリです。

インパクトのある奇抜なデザイン

お!っと思わせる奇抜なデザイン、視覚から飛び込んでくるインパクトで『おーー!』と声を出したくなるようなデザインです。
フル・フラッシュで画面の中に所狭しとギミックが満載されています。

例えば絵画で言うならば、ダリやピカソを初めて見たときのような感動です。

ただこの『奇抜』というキーワードが実に恐ろしいんです。

奇抜であるということは、普遍的でないということになる場合があります。

シンプルでクールなデザイン

画面の中には会社のロゴマークがひとつだけ。

FlashやAjaxを使ったアニメーションでロゴが波をうったように動いて見えます。
ボタンも3つか4つだけ浮かび上がります…

About、info、product、contact…こんな感じで並んでいます。
文字通り、シンプルでクール。
どこかのドメスティック・ブランド専門のセレクトショップに迷い込んだようです。

この『シンプル』というキーワードも実は、恐ろしいんです。

シンプルであるということは、必要なものが不足してしまう場合があるんです。

人間には慣習というものが有ります

ホームページも同じことです。
ユーザーは、インターネットを利用し、訪れたホームページの使い勝手を記憶し、新しいホームページを閲覧したとき、過去の経験則にのっとってインターフェースを扱おうとします。

  • このあたりにメニューがあるだろう
  • 希望のページが分からなくなったらサイトマップページへ飛ぼう
  • お問い合わせの前にQandAを見よう

…ですから、前述の奇抜やシンプルは行き過ぎると、誰にも扱えない、とんでもない代物になってしまうというわけです。

ユーザービリティを知ろう

以上のような使い勝手をユーザービリティといいます。
奇抜でもシンプルでも、いずれにしてもWebデザインがユーザービリティの範囲の中になければ、ユーザーを置いてきぼりにしてしまうかもしれません。

ホームページを、恒久的に利用できる情報発信ツールと考えているのなら、ユーザービリティを踏まえた上で、デザインを練るべきです。

特に、中小零細企業のホームページであればこれは絶対に外せないことだと思います。

私個人としては、奇抜や、シンプルを簡単に口にするWebデザイナーは、ちょっと信用が置けないと思っています。

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