片思いの幼馴染は2階の窓からやってくる
少年漫画のセオリー
決まって、少年漫画の主人公のお隣に住んでいる片思いの幼馴染は2階の窓からやってくる。
何故か、お互いの部屋が、2階の窓を通して屋根伝いに行き来できるようになっている。
少年時代チョッと羨ましく思ったりしませんでしたか?
それはさておき、ホームページも誰がどこから入ってくるか分からないというエントリです。
インデックスページは玄関に過ぎない
ドメインのトップディレクトリに存在するindex.htmlというWebページは、理論上、検索ボットにインデックスされやすいので、検索結果も上位に表示され易い。(index.phpでもindex.cgiでもなんでもいいんだけど)
プレスや名刺などに印刷されたドメインからのアクセスも考えると、ユーザーの訪問機会が最も多いページはどう考えてもトップページ(index.html)ということになります。
いわば、ホームページの玄関です。
でも、誰でも彼でも、玄関から入ってくるとは限りません。
親しい友人は玄関以外からも来るもの
前述の、幼馴染のヒロインが2階の窓から彼のところを訪問したようにホームページでも同じことが言える。
サザエさんの御用聞きのサブちゃんは、誰も何も言わなくても勝手口から入ってくる。
「ごめんくださーい」
それは、何故か?
わずらわしい人間関係を省略する為ではないでしょうか?
ヒロインは、2階から訪ねる事で主人公の親兄弟に会わずに済みますし、サザエさんのサブちゃんも勝手口から訪問することでよりスピーディーに、フネさんやサザエさんに面会できる可能性が高くなる筈です。
ユーザーは、ニーズに近い情報を持つであろうWebページを検索結果から判断し、訪問するのです。
必要な情報が手に入りさえすれば、それがトップページであろうが配下ページであろうが関係ありません。
キーワードによってはインデックスページよりも優位になる
SEOの効果が高いページは、トップディレクトリにあるトップページであることに間違いはありませんが、キーワードによっては、そのトップページよりも表示順位が上になることがあります。
トップページは情報量が多い為、キーワードが散漫になってしまうことがあります。
特定の情報に特化した配下のページが、トップページよりもSEO的には高い評価を受けることが良くあるのです。
ECサイトなどで商品名で検索すると商品詳細のページが、そのサイトのトップページよりも上位に表示されるのをご存知かと思います。
最早、SEOはトップページを上位表示させることだけが目的ではありません。
優秀な配下ページを利用し、どのようにしてコンバージョンをあげるかを検討することも重要なのです。